引越し#1とベトナミーズ
家賃と広さが合わないと言っていた娘がやっと見合う家を見つけて引越した。
ヒートウェーブ真っ最中の引越し初日。湿気が少ないから日差しが痛い。
朝作業を済ませた後でブランチにファストフードに毛が生えたくらいの規模のベトナミーズへ。
何が食べたい?と訊かれてもまず私はファストフードを殆ど食べない。
次女は『マミーはとてもピッキーだから』というけれど
外食は美味しいものを少し、が良くて、理由はただ闇雲に胃を満たすことに抵抗があるから。
自炊で大体満足していて、だからこそ外食で残念な思いをすることに罪悪感を感じてしまう。
長女が仕事の日にたまに買うというバーンミー。
そんなに悪くないよというのでそこに行くことにした。
私はブンチャの気分だったのでグリルドポークのブンチャ、
長女はベジタリアンフォー、次女はビーフのバーンミー。
予想していたのとはちょっと違うけれど長女のいう通り悪くなかった。
しかも、チップを払って3人で35ドル以下という驚きのリーズナブルさ。
ファストフードへ行くのならここに来ようと思う。
長女は仕事の日のお昼に数人分をこのレストランによく買いにくるらしくて、
職場にベジタリアンの人がいて、このレストランにはベジタリアンメニューがあるからだとか。
最近はバーガーキングもベジタリアン仕様のメニューがあるし、
外食産業も多様性を考慮する時代なんだな、と感じた一件。
マミー、次はゆっくり食べれるからちゃんとしたベトナミーズへ行こう、と長女。
二日目に大きな家具を運ぶために借りたバン。私には7、8年ぶりのU-haul。
このバンはアリゾナのプレートがついていた。
国土の広さから他州の店舗で返せる必要があるのでいいシステムだなといつも思う。
娘の引越しは二日間に渡り真夜中まで作業してやっと運び込むことができた。
シングルなのになんとものの多いことか!
初日は午前中にこのベトナミーズで腹ごしらえをしておいて本当に助かった。
この日の夕飯は夜9時近くなってからサクッとタコベルでテイクアウトし、
真夜中頃にやっと寝支度だけして倒れるようにベッドへ。
二日目は夕方に件のバンを借りムービングは佳境へ。
結局新しい家に帰れたのは夜の12時を回っていた。
丸二日間に渡り十二時間以上立って移動して足がとても痛く、二日目夕方から疲れがピークに。
6月から引越し作業していた私などはこれが永遠に続くかの様な感覚に陥ってしまい、
段々と口数が少なくなり、9時を過ぎたら発する言葉というと
『足が痛い〜』とか『疲れた』とかどうしてもポツリと出てしまう。
今思い出しても差し入れ持って手伝いに来てくれた人がいたのに本当に申し訳ない思いがする。
しかしね、ほんと、55歳目一杯頑張りましたよ。笑
『これはオールドフォークスにはきついわ〜』と冗談めかしに笑いながら誤魔化した。
引越しは本当に大嫌いである。
でも、後少ししたらメインの引越しの続き、シンガポールからの荷物が届く。
帰っていいです?(帰るところはない



