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9月, 2022の投稿を表示しています

読書記録

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アメリカにいて捗ることはと訊かれたら私の場合はいの一番に“読書“と答える。 昔は編み物をしたり、たまに娘の服を縫ったりとクラフト系の趣味があったけれど、 道具が揃わなくても室内でできる、いやどこででもできる読書は最強のアクティビティ。 帰国してふた月。帰国直後からひと月目は娘の引っ越しなどで忙しく、 どうにも長編を読む気分になれなかった。 最近、自分が住む家の契約も終えてホッとしていたところで出会ったのがこの長編小説。 さすがキングカウンティ、ライブラリーの外国語蔵書が比較的新しく、 昨年TwitterでこのPachinkoの評判を読んでいてとても興味があったので見つけた時は小躍りした。 新しい家は違うカウンティにあるので返却時の手間を考えて借りるのを尻込みする私に次女が、 マミーならすぐ読み終えるよ、日本語の本は高いんだから両方借りないと意味がない! と言ってくれたので上下巻とも借りて読み始めた。 なんと面白い!ストーリーに引き込まれて時間を忘れて真夜中まで読んでしまった! なんのことはない1日であっさりと“上“を読了。 大阪の在日韓国人家族の話で、大阪出身、しかも下町(と言うのか)で育った私には この小説の中の環境設定はとても親近感を感じるものだった。 韓国の文化は私にはとても近く、キムチやチャンジャを買いに日常的に市場へ行ったし 近くにはごま油を絞る店などもあり、一升瓶を持って行くと絞りたてのごま油が買えたりした。 この小説を読むことで、韓国から来た方々の商売のきっかけみたいなものが見えた。 話は第二次世界大戦中の韓国からスタートし、戦時中の韓国と日本との関係性、 そして韓国の人達がどの様にして海を渡って日本へ来ることになったのか。 また、当時の人々の生活環境についても臨場感溢れる描写が興味深く印象的。 ストーリーは時系列の構成でなっており、一話ごとに年代と背景となる土地名が記されている。 偶然にもそれぞれの土地が故郷や子供の頃に毎年の様に訪れた土地、 また住んだことのある場所だったこともあり土地勘が幸いして理解を深める助けになった。 年代については自分が生まれる何十年前、二年前、そして何歳の頃という風に、 当時の大阪の街の風景と重ね合わせて読めたことも引き込まれた理由のひとつだと思う。 この小説を読みながら、なんと女性というものは時代に翻弄されて来たのだろう

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遡ること7月。渡米までカウントダウンのある日。 そんな時に私はまだどうしても SGローカルブランド の洋服が気になっていたのです。 白のロングスカートをECサイトで見た時に欲しいなと思って。 このブランドの服は見るとすぐにソールドアウトしてしまっているし、 海外発送となると送料もかかる。SGにいるうちに試着もしたかった。 当時滞在中のホテルからは店舗のあるモールまで歩いて行ける距離。 これは行かねば!と、夕方散歩のついでに試着しに件のモールへ行きました。 たまたま着ていた黒のティシャツにこのスカートを穿いてみたら、あれあれ可愛いじゃないの。 そして出発カウントダウン、最後の最後に服を買う。 綺麗なショッパー、レシートは専用袋に入れてくださり、 これらはそのまま私のスーツケースへ収まってそのままアメリカへ。 先日何となく白が着たい気分になって、あ、そうそう、あのスカートがあったね、と 散歩するためにゴソゴソとスーツケースから出してきた。 (まだスーツケース二個に入った服のみで生活しています。そろそろしんどい) まだ夏日の暑さだったので足元はエアリフトを穿いて娘とカフェへ。 この靴、本当に万能だなぁと思う。色違いを一足、黒も替えにあと一足欲しいくらい。 Our Second Natureの服は縫製が丁寧で色柄はオリジナルで製作されており、 何処かしらアジアのテイストがありつつ、上手く今の雰囲気に融合させてると思う。 お店に行くと客層は学生さんやキャリア層の2、30代、そして私くらいの年代までと幅広い。 このスカートは厚めのオーガニックコットン製、チープさがないばかりでなく、 加えて裏地とポケットまでついている良心的さ。 白繋がりでこちらも。最近私がよく着ているドレスはZARAで買ったもの。 裏地なし、下着選びは必至。 だけど、ボリューミィな袖の今時のモード感に気分が上がる。 何となくシンガポールでは気が引けて着られなかったけれど、 戻ってきてからはちょっとウィンドウショッピングや街歩きするときによく着ています。 夏の終わりにちょうどいい。 何ならショッピングバッグを肩掛けしてちょこっと普段のグロセリーを買いにマーケットへ、 そんな時の『その辺着』でも全然オッケー。 先日モールへ行った時のこと。 「今のアジアンの人、マミーのことをバッグから靴までジロジロ見てたね。気がつい

Hip bag

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毎週どこかしらをウィンドウショッピングさながら出掛けているけれど どうにも洋服への食指が湧かなくて。 きっとこれは生活環境がガラリと変わったからだと思う。 そんな中で欲しいなと思い久しぶりにスポーツソックス以外に身につけるものを買いました。 ヒップバッグなのですが、前面にウォーターボトルが入るポケットがついたもの。 ウエストポーチ、ボディバッグにして肩から斜めに持っても収まりがいいデザインです。 ネオンイエローとピンクと迷ったけれど、アマゾンではイエローが売り切れ。 ピンクにしましたが、なかなか落ち着いた色味が気に入りました。 今回は必要性を感じたことからの久しぶりの服飾品の買い物です。 理由は、週に何度か娘と一緒にトレイルを歩くようになったから。 水のボトルを手に提げているのが私です。 このボトルを持つのがややストレスで、 両手が自由になると歩きやすいだろうなと思って。 私たちは割と早いペースで歩くのですよ。 今までの記録では1キロ時速9分台。結構早い。その速さで大体2時間くらい歩きます。 私一人ならランニングですが、走るのが嫌いな娘に合わせてウォーキング。 それならスピードを上げようよ、と頑張って歩いています。 気がつけばふたつ先のシティまで到達することも。 今までは道中でスリフトストアを冷やかしたりもしました。笑 (娘には言わないですが、アメリカの一人暮らしの食生活は太りますから) (小声) シンガポールでのシティライフは懐かしくはありますが、 アメリカの郊外(田舎ともいう笑)での空の変化、自然の移り変わりは心が癒されます。 秋の気配を感じるようになると、そろそろブラックベリーの季節は終わりです。 近々次女を引き連れてブラックベリーを採りに行こうと思っています。

最後まで頭を悩ませたこと

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今日はシンガポールで最後まで頭を悩ませたことについて備忘録兼ねての記録など。 給与振り込みや日常生活でなくてはならない銀行口座。 シンガポールでは外国人登録番号を貰うと口座開設ができる様になります。 全てがこの番号で紐つけされているのです。 私が使っていた銀行はOCBCですが、経験として大変に満足でした。 何が原因だったか未だ解らずですが、一度ハッキングに遭ったことがあります。 ゲームなどしない私の口座から オンラインゲームの少額の課金が1日に数十回もに及んで引き出しされていてびっくり。 即24時間対応のカストマーサービスに電話すると、 現在使用中のカードは取引中止にします、新しいカードは即郵送します、と 引き出しされたお金は数日後に返金されていました。 (実際は遣われた金額分を即日でバランスには反映されていました) その他にも振り込みやパスポートの更新時による手続き等、 ことあるごとに受けるサービスにはとても満足していました。 しかも金利がとても高く、カードの利用金額によるリワードと共に入る。 毎月末に振り込まれるこれらの金額は日本やアメリカの比にはならないくらい。 なので、最後まで迷ったのは口座をそのまま置いておくかどうか。 外国人が銀行口座を開設するのは難しい国なのでとても迷いました。   だけど、コロナ禍で容易に国境を跨いでの移動は難しいことを経験した後では 口座をそのままにしてシンガポールから去るのは現実的ではないとの考えに至り、 銀行口座は解約して国を出ることにしたのです。 また戻ることがあればその時に新たに開設すればいい。 私の生活はもうここにはないのだから、と。 感染者が増えて銀行窓口でも大変な時間を待たねばいけない頃でした。 意を決していざ行かん。 店舗に着き解約することを伝えたら「かなり待ちますがよろしいですか?」と言われたけれど、 帰国が迫る私にはもう時間がない。 携帯番号を伝えると、順番が5番目になったところでメッセージしてくれるとのこと。 カフェで時間を潰していたらメッセージが。即店舗に出向きました。 順番が来てパスポートを出して解約の旨を伝えると窓口のお兄さんが、 ご帰国ですね?5年間?うわぁ、長くいらっしゃいましたね〜、と。 所定用紙を出されてカウンターで記入、サイン。 その用紙で即手続き完了し、残金をキャッシュで受け取ってあっけなく終

夏の終わりを感じる

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  少しづつ朝の気温が下がってきています。 今朝など起きた時の気温は12℃。 バルコニーで朝のコーヒーを飲んでいたら冷めるのが早いのでサーモマグを探していました。 たまたま行ったWhole Foods Marketでハイドロフラスクのマグを見かけてこれだ、と。 色で悩んでいる私に一緒にいた長女がiPhoneで色の種類と価格チェックをしてくれて 「マミー、アマゾンでも同じ値段だよ。そしてAmazonには白はない」 最近の人はこういう動作が本当に早いです。 白が気になりつつ結局この日は買わず、次女と先日のバス旅をした時に購入。 最後までグレイと迷って、最終的に次女のアドバイスでネイビーブルーを選びました。 飲み物が冷めにくくてとても気に入っています。 最近バイトが始まった次女。 次女はシンガポールで高校時代を過ごし、ビザの関係でバイトはできなかったので 今回が人生初のバイトになります。 今朝はオリエンテーションがあるらしく7時に家を出て行きました。 「今日は寒いから…」と言いながら タートルネックにコットンネルのシャツをジャケット代わりにして。 私はというと、さっきまで長袖とはいえ麻ワンピースを着ていて寒くなって着替えました。 そして膝掛けを肩から被ってタイピングしています。数年ぶりに体感する寒さです。 マグの話の続きですが、シアトルダウンタウンへウィンドウショッピングへ行ったのですよ。 とあるギフトショップに私が買ったマグの二回りほど小さなマグを置いていて、 あまりの可愛さに買いそうになってしまった。 子供用なのでカラフルな色も可愛くて。 小さいのに25ドルくらいだったかなぁ。子供が熱々の飲み物を飲むとは思えないけれど。 しかもWhole Foods Marketで私が買ったマグが、ここでは4ドルくらい高かった。 ダウンタウンという場所代でしょうか。 以前住んでいた家に植わっていた花を出先で見つけた日。 帰国間もない頃に撮った画像。 気がつけばもう9月。10日ほどしたらシンガポールから戻って2ヶ月経つことになります。 時の経つ早さと自分の感情が追いついていけなくて。 四季のある土地にくると季節の変化があることにより、その置いてきぼり感が強い。 5年間いたシンガポールでは季節が一定しているので 月=数だけが変わってく感覚というのか、気がついたら年末、でも年の変わる気配も