最後まで頭を悩ませたこと



今日はシンガポールで最後まで頭を悩ませたことについて備忘録兼ねての記録など。

給与振り込みや日常生活でなくてはならない銀行口座。
シンガポールでは外国人登録番号を貰うと口座開設ができる様になります。
全てがこの番号で紐つけされているのです。
私が使っていた銀行はOCBCですが、経験として大変に満足でした。

何が原因だったか未だ解らずですが、一度ハッキングに遭ったことがあります。
ゲームなどしない私の口座から
オンラインゲームの少額の課金が1日に数十回もに及んで引き出しされていてびっくり。

即24時間対応のカストマーサービスに電話すると、
現在使用中のカードは取引中止にします、新しいカードは即郵送します、と
引き出しされたお金は数日後に返金されていました。
(実際は遣われた金額分を即日でバランスには反映されていました)

その他にも振り込みやパスポートの更新時による手続き等、
ことあるごとに受けるサービスにはとても満足していました。
しかも金利がとても高く、カードの利用金額によるリワードと共に入る。
毎月末に振り込まれるこれらの金額は日本やアメリカの比にはならないくらい。

なので、最後まで迷ったのは口座をそのまま置いておくかどうか。
外国人が銀行口座を開設するのは難しい国なのでとても迷いました。



 

だけど、コロナ禍で容易に国境を跨いでの移動は難しいことを経験した後では
口座をそのままにしてシンガポールから去るのは現実的ではないとの考えに至り、
銀行口座は解約して国を出ることにしたのです。
また戻ることがあればその時に新たに開設すればいい。
私の生活はもうここにはないのだから、と。

感染者が増えて銀行窓口でも大変な時間を待たねばいけない頃でした。
意を決していざ行かん。
店舗に着き解約することを伝えたら「かなり待ちますがよろしいですか?」と言われたけれど、
帰国が迫る私にはもう時間がない。
携帯番号を伝えると、順番が5番目になったところでメッセージしてくれるとのこと。
カフェで時間を潰していたらメッセージが。即店舗に出向きました。
順番が来てパスポートを出して解約の旨を伝えると窓口のお兄さんが、
ご帰国ですね?5年間?うわぁ、長くいらっしゃいましたね〜、と。
所定用紙を出されてカウンターで記入、サイン。
その用紙で即手続き完了し、残金をキャッシュで受け取ってあっけなく終わり。

へ?それだけ?と言う私に、作ることは難しいけれど解約は簡単です、と。

画像はネットバンキングで使っていたOCBCのトークン。
解約してきた日、滞在中のホテルで夕方飲みの図です。
トークンは返却するのかと思いきやその必要はないらしく、今もポーチに入ったままです。
なんならまだOCBCからメールも来ています。笑

駐在期間が終わった後で現地口座をどうするか、迷われる方が少なくない様です。
国外持ち出し現金の上限が決まっていること、また帰国先の国への持込みにも上限があるので、
ある程度の余裕を持って残金を調整するべく移住地の口座へ振替をしておく必要もあります。
こういう理由から逆算で計画するのですが、他にも考えることがあり本当にストレスだった。

だけど、終わりよければ全てよし。
今になって当時を思い出すと、そこまで考えないでいいよ〜計画性のある自分を信じて!と、
あの時の私に言いたいくらいです。笑

まあ、人生そういうことの繰り返しなのですけれど。


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