PNWの秋空と憧れの老後の形

 


しばらく前まではバルコニーに座って読書などしようものなら
太陽にあたっている脚が日焼けしてカットオフしたジーンズの跡がくっきり残った。
10月に入った途端に朝の空がどんよりとPNWらしいものになっている。

シンガポールにいる間は、PNWのしとしと湿り気程度に降る雨を懐かしく思ったのに、
今は逆にモンスーン気候の雷を伴って勢いよく降る雨が少し恋しい。
私の想いなど全くもって勝手なものです。

今はまるで隠居の様な日々をゆっくりと過ごしている私。
朝からジャズをBGMにこの景色を目前にしていたら、
この空だからスローなジャズが似合うんだなぁと改めて感じました。
そんなに嫌いではないんですよね、どんより空。(根暗ゆえ)

少し年上の友達がYouTubeで動画を上げていて、
今の時代だもの私もちょっとやってみようかと、見様見真似でiPhoneで動画を撮りました。
現在は最近進みつつある老眼を駆使して編集作業に勤しんでおります。

もう少ししたら公開できるかな。
これもブログ同様に日記みたいな自分の備忘録に過ぎませんが。

私は加齢について何が怖いって、とにかく思考が鈍ることなんです。
98歳で亡くなった祖母が長らく大学ノートに付けていた備忘録。
80代後半時に同じ様なことが書かれていました。
『新しいことを学び続けていたい』と。
80代で祖母はアメリカを拠点に暮らす曾孫である私の娘達との会話を懸念して
英語を学ぼうとしたことがありましたが、
『おばあちゃんは英語はもう無理やから、●ちゃん、日本語を勉強してな』
と小学生だった娘に言っていました。

祖母は90歳を過ぎても仕事であった編み物や洋裁を続け、手先を動かしていました。
編み物でゲージ比率を計算しますし、若い頃からとにかく数字に強かったらしいです。
亡くなる半年くらい前から徐々に動きが鈍くなっていきました。
祖母の最期は今思い返しても『大往生』だったと思います。
その祖母の孫だからということではなくて、
明瞭な思考を持つ人間が加齢に伴って感じていく思考低下の不安は皆同じではないでしょうか。

YouTube動画を公開したらブログ記事に小さく書き留めますね。
もし、観てやろうかと少し思われましたらどうぞ楽しみにしていてください。


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