つぼみ
今から開こうとしている大好きなゴバンノアシの花。
この花の花弁が開くピークはまだ外のほの暗い早朝で、太陽が出始める頃からぽたりぽたりと地面に落ちてしまう。
仕事からの帰り道に初めて目にした開きそうな蕾にいたく感動した日。
細く可憐なピンク色の花びらを支える二重の萼が艶々とピンクのグラデーションになっていて、その美しさはじっくりと見つめていたくなるほどだった。
ネットでサーチすると色々と画像が見つかっても、実際にこの目で確認できたのはラッキーだったなと思う。
前にもどこかに書いたけれど、私はいつも植物に癒されていて、それは花だったり、緑も様々な南国の観葉植物の葉脈だったりする。
子供の頃はここまで植物に執着することはなかった様に思う。
仕事の帰り道にバスを降りて家までの20分ほどの道すがら、毎日のことなのにいつも新しい発見があり、蚊に刺されながらもiPhoneで画像を撮り、そうしているとその日ちょっとへこんだりしたことを忘れてしまうんだから。
次はいつ遭遇できるだろう。
違う角度で、違う光の中で、またお気に入りの一枚が撮れます様に。