道端の花




出稼ぎ労働力に頼るこの国は、Covid-19蔓延によりこんな影響もあると思わされることのひとつが道端に蔓延る雑草。

とにかく亜熱帯気候ゆえに植物の成長は速いし、ことポトスは、ここに来るまで私の人生では見たことのない葉の大きさだったりする。

だけど、雑草が蔓延るお陰で以前から気になっていたとても可愛い花まで沢山見かける様になった。

つゆ草にも似た、白い可憐な小さな花。
随分前に草むらにしゅっとひとつだけ白い頭を持ち出して咲いているのを見つけて、一瞬手折って落ち帰ろうと思ったのだけど、何せ気温の高い気候なので生花が保たないのでやめた。







こちらのピンク色の綿毛の様な花は、オジギソウ。

子供の頃に近所の家の小さな鉢植えのオジギソウの葉を触ると閉じる様子が面白くて何度も何度も同じことをしていた記憶がある。

わざわざお金を出して買う鉢植えの花が、ここでは雑草。






出稼ぎ労働者宿舎内で沢山の陽性反応者が出たために、いまだ殆どの人が隔離されている。

今月に入り、陰性となり隔離施設から出た人から徐々に仕事復帰するということで、今週はとても久しぶりに草刈りをする数名のグループを見かけた。

お昼時間に長靴を脱ぎ、裸足になって道端にごろりと寝転んで休憩されているのを見て、何だか嬉しい気持ちになった。
通勤のバスは混んできたし、少しずつだけど以前の風景が戻りつつあるのを実感している。

もう雑草がここまで蔓延ることはないのかな、と、オジギソウの原っぱを画像に収めておくことにして。



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