笑うということ



十数年ぶりに行ってみた郷里のデパートメントストアは見違えるばかりに様変わりしていて、大陸からの観光客の多さに驚くばかりだった。
普段から中国語は聴き慣れているので、日本に帰ってきた感じすら薄れるほど。

昨年の帰省から早くも一年。

この一年は長い様で色んな出来事があったなと、久しぶりに幼馴染とLINEで長話しをして思い出したりした。

私にはこれまでLINEはアカウントを作る必要が全く見つけられないほどに周りにやっている人が居なかったけれど、転々とする外国暮らしで今こうして友人達と繋がっていられるのはこのツールのお陰とも言える。

郷里の友人達の繋がりは想像するにとてもレアなもので、聞くと度々集まっては飲みに行くという。
上の娘がまだ中学生くらいの頃に一度、幼馴染と彼女の娘と一緒に出掛けた事がある。
その時は長らく滞在したので日々一緒に過ごしていたら彼女の娘が、お母さん達の関係が羨ましいと言った。

事実、幼馴染と私とのことなんだけど、彼女の言わんとするところが何となくわかる。

私なんて20代中頃から郷里を離れた後は数えるほどしか帰省していないのに、帰ればそこに居場所を感じる事ができるのだから、故郷でのそれまでのいいことも悪いことも含めて全てポジティブに転じているという感じ。

当の本人は忘れていたというのに、あまりにも幼馴染が私の黒歴史の詳細を記憶している事がとてもおかしかった。(そんな大昔の彼氏のこと忘れてるよ 笑)

今も地元の同級生達はそれぞれの近辺に住んでいて、仕事での関係があったりもするらしく、幼馴染が送ってくれた画像には昔の面影がうっすら残る顔ぶれが並んでいた。

時差を超え、喋り倒して大笑いした二時間あまり。
涙が出てくるほどあんなに笑ったのは久しぶりだった。

大笑いすると楽しい気分がこれだけ持続するのかぁ。

飲みに行こうと言って数日後にすぐ行ける距離ではないけれど、飛行機一本乗ればすぐなんだし、行ったり来たりしよう!と、そう言って真夜中に話を終えた。

早く収束しないかな、コロナ。



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