Authentic Trench Coat




何十年前のものなのか、元は羽織ると笑いすら出てくるオーバーサイズのトレンチコートでした。
ただとても状態が良かったのでこの値段ならばと買ったのは8年くらい前でしょうか。

それから暫くして日本にいる時にお世話になったお直し屋さんへ持って行ったら、
あまりいい返事をもらえなくてその時は敢えなくお直しを断念。
他店を当たってみたけれど、料金はいくらになるか分からないと言われてまたまた撃沈し。

それならば何処かアジアの国(タイやベトナム)で直してもいいか〜なんて考えていた時に
シンガポールに来ることが決定しました。

何と、この常夏の国へ移住する時に引っ越し荷物の中に入れてたのですよ。
最初のアイデアの通り、何処か他の国でお直ししてもいいし、と思って。

そして、ここで軍服の直しを専門とするお直し屋さんのMr.L と知り合えたのです。
いつも的確なアドバイスをしてくれるミスター。
アメリカで買ったサイズの合わない洋服をお直ししてもらううちに
この方なら直してくれそう?と確信が湧いてきて
今回は帰国ぎりぎりに数点のお直しをお願いするついでに見せてみたら。
こういうコートを直すのは初めてだけどできるだけやってみよう、と快諾してくれて
先週やっとコートが出来上がってきました。嬉しい!

仮縫いの段階で羽織った時に既にかなりかっこよかったのだけど、
きちんと袖のベルトの長さも調節した出来上がったトレンチコートを着てみると完璧で。
その格好よさに感動もひとしお。

いやぁ、長い道のりだった。笑
スリフティング(Thrifting) が好きな私、着るのにここまでかかるのは初めてでした。





このコートを買った理由はオーセンティックなトレンチが欲しかったから。
そしてこのベルト、ベルトループの皮がこんなに綺麗な状態だったのですよ。

ミスターはベルトも私の体に合わせて短くしてくれて、
元々ついていたD缶の各々の幅を計算し均等になるように付け替えてくれました。
その仕事は完璧すぎるのに、何と!お値段55ドルという!
ほんとにいいの?????


そしてお直しを出した時にちょっと次女に見せたら目が輝いていた。笑
ヴィンテージ物はお洒落に敏感な若い人も好きですね。

ところでこのコート、私くらいの年齢になると着るにはちょっと工夫が必要。
カジュアルに着る。間違ってもきちんとした感を出すのはNGだと思う。

最近帰国用?というか、機内で着るために“部屋着に見えない“joggersを買ったのですよ。
色は黒。ZARAなのですけどこれが良かった。
上に同色のノースリーブ(あくまで部屋着に見えないもの)を着て、
こういう雰囲気の上にこのトレンチをばっと羽織る。
もしくはジーンズにスニーカーだったり
犬のお散歩やちょっと近所のスーパーへ買い物、くらいのシチュエーションで。

四季のある土地へ戻ったらたくさん着たいです。

帰国後の楽しみがひとつ増えました♡



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