Pinkの生活





つい最近娘が広い部屋に引っ越した。
まだまだ整理する部分はあるけど先週くらいから暮らせるくらいに整ってきたところ。





ピンクを基調にしているのでコーヒーメーカーやエスプレッソマシンも勿論ピンクで。
ここまでする?というくらいのピンクまみれ、だけど考えてみたら潔いくらいでいいか。

娘を見ていると、自由に一人で暮らしている様子が羨ましくなったりする。
勿論それなりの経済力を得たのでこの暮らしができているのだけど、
それ以上に“今の人“の自由度が私の時代よりずっと高いからかなと思う。

数年前に娘のミドルスクール時代の同級生が矢継ぎ早に次々と結婚していき、
(娘は高校はインターナショナルスクールだったのでその時代のクラスメイトはまた違う)
今では子供が数人いる友達がいたりする子も。
皆、親や親戚が近くに住んでいて、大体がこの土地から出ていない。
私の同級生のほとんどが地元に残っているのと少し似ている。
案外とアメリカといえども田舎の方は保守的。


今はもうジェンダー、結婚観なども昔と比べて随分変わっていることは周知の事実で
私などは娘達が結婚しなくてもいいし、孫をこの手に抱くことを望んでいるわけでもなく
更に加えると、経済力はあるのだから独身のままで子供をもうけてもいいとすら思っている。
パートナーがいるいない、一人でも二人でも責任の重さは変わらないのだし
個人に受け入れる力さえあるのならこれも多様性ということで、
そんな家族の形があってもいいのでは。
と、そんな風に実際に娘に話していたらそれを親友である中国系の元ルームメイトに話したらしい。
私がそんな親で娘がとても羨ましいと言われた、と。
彼女の親は孫を見るのを心待ちにしており、
しかも当の本人は結婚はおろか子供を持つことは全く望んでいないらしい。
娘も同様。今はそんなことは考えられないと。
まぁ人は変わるので(私とてそうだった)
あと5年もしたら娘の生活も激変しているかもしれないけど、
それはそれ、どんな形にせよ今この時を楽しんでいればそれでいい。

そんな私ですら今日娘に言われたこと。

『マミーがいつも用意されたものは全て食べなさいと言ったから残すと罪悪感が残る』

当時の私は子供達の食生活は全て把握していたのでこれくらいの量は食べるべき、
みたいな考えからそう教えていたのだけれど、

『メンタル的に強制されたことは今もどこかに残ってしまっている』と。

そうそう、そうなのよ。

50を半ばも過ぎた私さえ幼少期の親や周りからの呪縛に今も囚われているなと感じることがあるので娘にそう言われた時に申し訳ない思いがした。

だけど私などは娘の年齢ではそんなことに気づくことはなく、
ただひたすらに悪い思考の癖の囚われの身で随分と当時は精神を病んでいた。
50を過ぎた頃から少しづつ思考に自由が出てきたように思う。

そう考えると母親である私に直接に普段の会話でそう伝えられる娘はやはり“今の人“で、
私たち母娘の関係はそう悪くなかったのだとも思える。




この一角に陣取り読書やドラマを観たりと、今のところ居候生活をエンジョイしている私です。


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