週末、古いものいろいろ



長らく預けていて開けていなかった段ボールの中身の整理に明け暮れていた週末です。
捨てるもの、ドネーションするものなどを選別するので一階のホールは足の踏み場がない程。

土曜日は朝からがっつり作業、午後はユーホールのバンを借りて夫婦で不用品処理へ行きました。

小雨だった雨がリサイクル処理場に着く前から本降りになってきて、
屋根のない場所でダンプスターにゴミを入れていたらびしょ濡れになりとても寒かった。
同じ様に自宅からリサイクルを持ち込んでいた見知らぬ人と、
『この作業にはあまりいい日じゃないねぇ』
『だけど僕には今日しか時間が空けられなくて』
『私たちも同じ!』
と、濡れることが可笑しくて笑い合いながら作業していました。

その後は不用品処理。
先ず到着時に車の重量を計り、不用品を捨てた後で車の重量を再計測します。
この二度の計量時の重量差で料金を支払う仕組み。
テレビなどの電化製品が入っている場合は上乗せ料金が加算されます。

そんな感じで不用品を処理した土曜日ですが、お気に入りは捨てられなくて困るのですよねぇ。
画像の本は60年代にスパイス会社が発刊したもので、何年も持っています。
レシピを参考にするのは勿論ですが、
ただ挿絵を眺めたいだけでページを捲ることがしばしばあり、私の癒しです。




ずっとどこに置いたか分からず、探していたドレスが出てきました。
このドレスを買ったのは忘れもしないセールにて。
古い教会の建物を保存しようと、その村の住民の方々が開催した蚤の市で買いました。
買った時のお話によると古いブライドメイドドレスらしく、とてもディテイルが素敵なんです。

以前はこの上にセーターなどを着てスカートだけの様に着ていました。
裾のスカラップの刺繍とオーガンジーの透ける様子が素敵で、ずっと眺めていられます。笑
実はノースリーブドレスで、上部もオーガンジーと刺繍が施されていてとても凝った造り。
だけど、そろそろ60の声を聞く年齢ではノースリーブは些か着づらくなりました。
今は上下を別々に着れないかと考えています。

あー、シンガポールに持って行っていたならMr.Lにお直ししてもらえたのに。
時は遅し。
でも、実はチャンスはあるので計画中。♡




日曜日の朝はベッドでいつもより長く過ごし、朝日がすっかり出てからやっと行動開始。
ふと窓に目を向けて素敵な空が広がっていると心が晴れやかになります。

ここは娘の家の景色とは違って、障害物がなくひたすら空が広がっている感じです。
ご近所の家はほとんどが二階建てですが、それぞれの裏庭が広いので物音が全くしない。
あぁ、そうだった。
シンガポールに住み始めた頃はご近所から響いてくるあまりの生活音に慣れず、
路地を通じて聞こえてくる中国語すらけたたましく感じて落ち着かなかったのだった。

静かな環境での生活により、またアメリカ生活を噛み締めています。



最近は夕飯の片付けを終えた後はもっぱらディカフェのコーヒーかお茶を淹れ、
少しのお菓子と楽しんでいます。

このお皿はダンポールから発掘した古いスポード。
この『カサッ』とした古い瀬戸ものの音が愛しい。(形容が難しい。わかって欲しいこの音)

心が疲れる時はお気に入りに助けられます。

部屋の設えがもう少し進むともっと落ち着くのでしょうけど。
少しづつ、少しづつ。

今週も健やかに。



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