Stay or Go?



 

全く減る様子のないダンボール軍と毎日格闘しています。
自分のものは殆ど片付けたと思うのですが、
自覚症状の皆無なHoarder(日本語が浮かばず)が家に居て本当に困る。

いつになったらゆったりとした暮らしを取り戻せるのだろうかと暗い気分になりますが、
喧嘩は避けたいし、本人に自覚が訪れるまで待つしかないです。笑

今回は本当に沢山のものを手放している中、長らく私を悩ませたのがウエディングドレス。
自分でデザインして作ってもらったから特別な想いがあり、やっぱり置いておくことにしました。





これは服作りを生業としていた叔母が生地から作ってくれたもので、
ヘップバーンが映画の中で着ていたドレスを参考に私がデザインしました。

当時、イケイケ(古語ですか笑)だった私が膝丈にしたいと言ったら
叔母が絶対にロング丈がいいと猛反対。
仮縫いを数回し、叔母の強い意思に負けて結果的にロング丈になりました。

叔母曰く、そのままでシックに、中にボリュームあるチュチュを着て可愛くと、
ドレスと別にチュチュも作ってくれて、実際に着てみたら本当に叔母の言う通り素敵。

片付けを中断して着てみたら、え?まだ着れる?
しかもウエストラインもどこも今もサイズがぴったり。
嬉しくなって娘達にフェイスタイムで見せてみたら素敵だから捨てないで、と。

ちょっと色々あってこのドレスは目的通りには日の目を見ることがなかったのです。
56歳の今になり、自分が皺々になる前に一度きちんと着てみたいなんて思うようになるのだから
人の考えなんて移ろいいくものですね。
ほんの数年前までの私なら着てみたいなんて思っていませんでしたから。
一つの考えに固執したままいたずらに年月を過ごすことの勿体無さよ。

しかしながらこのドレスに関しては着る機会がなく人生を終えることになりそうですが。
なので私と一緒に灰になってもらおうかと、ドレスそのものと対話しました。
(一部のみこんまりメソッドを適用する笑)
いまだに心が踊るドレス、やっぱり置いておくことにしました。
またそれも良し、です。


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